パープルラインはデベロッパーの投機で自滅か?(その1)

拙著の本の中でもはっきり書いたように、私はパープルライン沿線は、デベロッパーの無謀な供給過剰が続いたため、危ないと思っています。

それもあって、私自身、2年前に損切りしてまでパープルラインから撤退したわけですが、今でもこの沿線ではコンドミニアムを買ってはいけないと思っています。

今回は、それをフォローするようなレポートがAREAやフィナンシャルタイムズから相次いで出てきたので、書いてみることにします。

まず、4月30日のバンコクポストに載ったAREAのレポートからです。

デベロッパー各社は、パープルラインの開通で今の状況が好転することに望みをかけている、という幾分絶望的な感じのするバンコクポストのキャプションで始まります。

女王陛下の誕生日である8月12日に正式開通が予定されているパープルラインであるが、調査機関のAREAによれば、デベロッパー各社がこの新線開通により沿線で多くの住宅需要が出ることを見込んで土地を買い上がってきた結果、沿線23キロの地価は昨年1年だけでも平均10%の値上りとなり、この中でもタオプーンの地価はワー(4平米)当り25万バーツと15%の値上りとなった。

しかし、これはデベロッパーの完全な投機的行為であり、供給過剰リスクがあるので消費者は警戒が必要であるとのこと。

さらに、AREAは次の理由で、パープルライン沿線のコンドミニアムの購入には慎重になった方がよいと警告している。

1. パープルラインの運賃が最高42バーツ(約140円)、さらにMRTに乗り換えてフアランポンまでいく場合、70バーツ(約230円)もする。

2. パープルラインはCBDやダウンタウンに行くためには乗換えが必要であり、通勤時間が思った以上にかかる。

3. 長期的にはパープルラインは地域の都市化に貢献するものの、新線開通後すぐにこの沿線が魅力的な住宅地になるわけではない。


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