私がRREEFという国際不動産投資ファンドのアセットマネジャーをしていた時には、投資物件のプロパティマネジメントを主にCBREとSAVILLSにお願いしていたのですが、ロンドン、東京、バンコクでの彼らのリサーチ・レポートを比べてみると、国によってそのリサーチ部門の充実度が本当に違うと実感します。
私が90年代にロンドンで商業ビルの開発をやっていた時は、SAVILLSのリサーチが一番充実していると思ったので、私は彼らのアドバイスを一番信頼していたし、それもあって、彼らにはプロパティマネジメントだけでなく、投資アドバイザー、レッティング・エージェントにもなってもらっていました。
でも、ここバンコクにおいては、SAVILLSも現地法人があるものの、マーケット・リサーチにおいて特に目立った活動はしてないようです。また、COLLIERSもそれなりにマーケット・レポートを出していますが、やはり、CBREのリサーチはバンコクの不動産マーケットにおいては群を抜いていると思います。
別にCBREの宣伝をする必要はないのですが、私がこのブログを書く時に一番頻繁にチェックするのは、タイのビジネス紙であるฐานเศรษฐกิจとประชาชาติธุรกิจの不動産関連記事、そしてタイ企業のプラス・プロパティとCBREのレポートです。従って、CBREのレポートにはいつもお世話になっていることになります。
さて、今回はそのCBREから今朝届いたタイランド・プロパティ・ニュースからです。
今年もミッドタウンとサブアーバン・マーケットで大量のコンドミニアムの売り出しがあるが、向こう2年間で87,000ユニットもの新規供給があると予想されていて、供給過剰の問題が引き続き懸念される。
一方、ダウンタウンでは新規プロジェクトの価格は引き続き上昇すると予想される。業界関係者は、今年は国内不動産業界とホテル業界の景気は、国内外の企業によるJVにも支えられてゆっくりと回復を続けると予測している。
昨年度の小売業の売上高低迷にも関わらず、バンコクの小売業界は前向きな投資を始めつつある。向こう3年間で完成する小売業の売場面積は160万平米以上あり、その中には、エンポリアムグループがスクムビット通り(プロンポン)に建設中のEmディスクリクト等がある。
ということですが、やはり一番気にかかるのは、郊外のオーバーサプライの問題ですね。
以前にも書きましたが、昨年は外国人投資家が戻ってきたこともありダウンタウンが値上りする反面、中流層の家計債務の問題で実需層向けマーケットであるミッドタウン以遠は振るわなかったため、今はダウンタウンと郊外物件との価格差がかなり出てきました。
それでも今はまだ希少価値のあるCBDの物件購入をお勧めしますが、いつかはこの価格差が是正される時が来ると思います。
デベロッパー各社は今年もミッドタウン以遠の郊外に新規プロジェクトを供給し続けるので、いずれ大量の売れ残りが出て、2割3割は当たり前という大幅ディスカウントで売り捌くような事態になる可能性もあります。
その時は郊外であってもBTSやMRTの駅近くの物件は買いでしょうね。なにしろ、駅近のコンドミニアムを買いたい中低所得層はいくらでもいるわけですから、いつか家計債務の問題が解決したら、今度はこの巨大な実需層が動き出します。
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Thailand
There’s a new rush of condominium launches in Bangkok’s
midtown and suburban markets, according to James Pitchon, executive director at
CBRE Thailand. The main concern at the moment, however, is the potential
oversupply in these areas, which expect some 87,000 new units that will be
completed within the next two years.
In downtown Bangkok, prices of newly launched condominium
projects are expected to continue rising, based on CBRE’s Bangkok Overall Q3
2014, report released early this month. As the Kingdom moves on from last
year’s political upheavals and economic stresses, market insiders are
optimistic that the domestic real estate and hospitality sectors would continue
to slowly recover, aided by joint ventures being formed by local and foreign
entities.
Despite the slowdown in retail sales last year, Bangkok’s
retail segment is also starting to look up, with more than 1.6 million sqm of
retail space under construction to be completed over the next three years,
including the highly anticipated Em District by The Emporium Group located in
central Sukhumvit.

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