トップアーティストの黄昏

トップアーティストの黄昏

2010年2月17日 23:09

今日は大阪に出張しています。スケジュール的には多少の無理は承知で、タイから帰国した翌日に敢えて出張を入れたのには理由があります。実はホイットニー・ヒューストンの13年ぶりの来日公演が大阪城ホールで開催されたのであります。

数年前、世界三大テノール(当時)の一人、今は亡き敬愛するパヴァロッティーの引退コンサートが東京の国際フォーラムで開かれました。既に絶頂期の声の張りは失われ、ステージに立つのが精一杯の姿を目の当たりにし、ぶっちぎりのネッスンドルマで全身の震えるような瞬間をを期待していた私は、しばらくショックから立ち直れませんでした。

今日のコンサートも、まさにそんな感じでした。悲しい現実を目の当たりにすることは辛いことです。もっとも、そのことを一番感じているのは本人に違いありません。かつて一世を風靡し、長年にわたって世界のトップスターとして君臨した歌姫が、往年のような声を期待して集まった多くの聴衆の前で、どんな気持ちでステージに立っていたのでしょうか?アンコールの終盤、観客を振り返ることもなく、逃げるように走り去ったその後ろ姿に、彼女の苦悩全てが表れていたように思います。

どのような論評が紙面を飾るかわかりませんが、復活を素直に歓迎したい気持ちを考慮したとしても、今までのワーストパフォーマンスと言わざるを得ません。残念です。

人の期待に応え、信頼を築くのは大変なことですが、失うのは一瞬。

公私ともに、いろんなことを考えさせられる一夜となりそうです。。。

はぁ。。。

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