オフショア投資通信 (Vol.38)

オフショア投資通信 (Vol.38)

2009年7月 7日 15:06

オフショア投資通信 (Vol.38)

今そこにある好機!!!国際分散投資

2009年7月7日

 

今日は七夕ですね。旧暦で行事を行う地域の方がまだ多いと思うのですが、旧暦の晴天確率(東京)は50%強と必ずしも高くは無い。ところが月齢上はこの時期は必ず上弦の月。地平線に沈む時間が早いことから月明かりの影響を受けにくいんだそうです。

一方、新暦のこの時期はまだ梅雨の真っ只中。統計上も雨の確率が高く、また月齢が一定しないために、晴れていても月明かりの影響によって天の川が見えないケースが多いようです。ちなみに今宵は満月。織姫と彦星は無事会えるのでしょうか? はたまた催涙雨に咽ぶのでしょうか?

さて2009年も後半戦。俗世の市場に目を向けてみますと、こちらはまだ梅雨モード継続中。全体として「雲の中」といった感じでしょうか。

今年1-6月の世界各国の株価パフォーマンスをインデックスで見てみますと、1位はペルーのIGBVLインデックスで、なんと80%超の上昇率。以下中国上海総合指数、スリランカ・コロンボ全株指数!!が60%超(個人的にはイチオシ!!)ロシアRST、インド・ムンバイSENSEX30種の50%超と続き、20%超全30カ国のほとんどがいわゆる新興国(内アジア13カ国!)です。資源国として人気のあるオーストラリア、カナダは10%台後半、日経225で約10%、その他G7諸国は全てマイナスのパフォーマンスにとどまっています。

リーマンショック前に49兆ドルあった世界の時価総額は、今年2月に約半分まで落ち込み、その後6月末で約37兆ドルに回復。地域別構成比で見ると、アジアが全体の3割強で、14年ぶりに欧州を抜いたそうです。売られすぎの反動という側面は確かにあるものの、金融危機後の株価の回復はアジアの新興国の先導によるところが大きいといえます。

紆余曲折しながらも、ゆっくりと、しかし確実に世界の主役は交代して行くんだろうなと、こういう数字を見ていると実感しますね。

■   主な内容

1.       連載企画:長期保有と長期投資(1)

2.       上半期のファンドパフォーマンス

3.       セミナー情報

1.連載企画:長期保有と長期投資(1)

資産運用、投資の教科書、指南書と言われる本などを見ると、

「株価は右肩上がり、長期保有すれば必ず資産価値は上がる」

「長期的にはINDEX運用が最も運用効率が高い」

BUY and HOLD、BUY and Forget」

といった表現をよく見かけます。つまり

長期投資=長期保有

という単純な図式ですね。海外のファンドマネージャーや営業担当者と、今後の見通しについて話を聞く機会が多いのですが、彼らのほとんどは、いずれ株価は上昇し、右肩上がりのトレンドは揺ぎ無いと信じています。だから今が買い場!本当にそうでしょうか?彼らの運用歴はせいぜい10-15年、ほとんどがブラックマンデー以降の「右肩上がり相場」で経験を積んできた人達。彼らにいつも見せる2つのチャートがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


出所: 負レンズプロビデントインターナショナル 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


少し古いデータで恐縮ですが、上のチャートは1986年から20年間の英国FT100、下はお馴染み日経225。

確かに過去20年間、FT100に投資して持ち続けていれば、資産価値はなんと7倍になっています。しかしその後何が起こったかはご存知のとおり。

この間日本株はといえば1990年の高値から約4分の一の水準で低迷。実質パフォーマンスはマイナスです。

日本は他の先進国に先駆けて、バブル崩壊後の20年を経験してきました。今後先進国の株価は、多かれ少なかれこの20年の日本と同じような動きになっていくのではないかと思っています。一方、冒頭でも見たように、BRICSに代表される新興国は、上のチャートのような今後長期にわたって右肩上がりのトレンドを維持して行く公算が大きいと思います。

BUY and HOLDも、対象市場を間違えると、全くお金が働いてくれないということになりかねません。この点は、しっかり認識しておく必要があります。

同じ5年我慢するなら、塩漬けの日本株で一喜一憂するか、新興国の成長に期待するか。。。「勇気ある撤退」の後に「華麗なる転身」を図るという決断があっても良い時機なのかもしれません。。。次号に続く

 

2.上半期のファンドパフォーマンス

ここでも上位は新興国関連株式ファンドのオンパレード。ただ、半年で5割も6割も上がれば、私だったら一旦売りますけど。。。

下位銘柄は不動産関連、先進国株式INDEX連動型が目に付きますが、Castlestoneのような商品系が不振なのはやや意外感があります。同じ農業テーマのファンドでも、関連株式ファンドのDWS Global Agribusiness+27%で29位にランクイン、MANは今年は相変わらず低迷中。後半の健闘に期待したいところです。

 

3.セミナー情報

 

内容:

講師: VAM FUNDS (LUX)社

Vam FundsとDriehaus Capital Management LLC社について

−直近の状況と今後の運用見通しについて

−質疑応答

日時:

東京会場  東京都港区内
日時:平成 21 年 7月 30日 (木)

午後  19 時〜 21 時 予定

会場:

会場につきましては、お問い合わせの方へ弊社より連絡させて頂きます。

費用:

費用につきましては、お問い合わせの方へ弊社よりご連絡させて頂きます。

定員:

若干名

 

沖縄地方は早々と梅雨明け宣言。関東は平年だと7月20日頃。学校の夏休みと共に夏がやってくるといった感じでしょうか。今週から東京都議選の選挙運動が始まり、宣伝カーの往来が、蒸し暑さから来る不快感を増幅しているような気がします。

注目の静岡知事選は、僅差ながら民主党推薦候補者の勝利。これで大型地方選は自民の4連敗。この流れは既に止められないのでしょう。

最近娘から「自民党と民主党ってどう違うの?」と質問され、答えに窮してしまいました。

「一言では言えないよ」と逃げてしまいましたが、はて何と答えるべきか。

部活の試合で活躍して上機嫌だったかと思うと、最近の成績不振と学校での人間関係に悩む娘。思春期の女友達間のあれこれには、やはり母親の出番。ただ時折元教師の顔を覗かせてしまうようで、これも恒例バトルへの引き金になっているようです。寒いギャグの連発で場を凍らせる?ぐらいしか父親の出る幕もありませんが、気分転換に一緒にカラオケにでも行って、覚えたての「EXILE」でも披露しようかとカミサンに相談したら、

「カラオケは友達と行く約束もうしてるって。それより、夏休みだけでも塾に行かせたほうが良いと思うんだけど、何処が良いかしら?」

「。。。」

 

公私共に検討課題はまだまだ山積みでございます。

 

次回は7月22日(水)、新月の夜にお届けします。

 

では私個人のHP「オフショア投資の散歩道」http://www.offshoretoushi.com/

も併せて次号もお楽しみに。

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中田 裕

国際フィナンシャルコンサルタント、海外投資アドバイザー

株式会社 メイヤー・アセットマネージメント

105-0001東京都港区虎ノ門5-11-13 虎ノ門RICHビル3F

TEL 03-5777-1071(内線 2006)

FAX 03-5777-1072

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