オフショア投資通信 (Vol.35)

オフショア投資通信 (Vol.35)

2009年5月24日 23:51

一部期間限定情報削除いたしました。

セミナー日時変更いたしました

オフショア投資通信 (Vol.35)

今そこにある好機!!!国際分散投資

2009年5月24日

 

今日は新月今回の新月は・・・

 【 日時 】 5月24日(日) 21:10

 【 星座 】 ふたご座

 【 キーワード 】 知的好奇心・コミュニケーション・旅行・流通・通信

 皆さんはどんな願い事をされましたでしょうか?

 

さて、市場に目を転じますと、どうやら潮の変わり目にあるようです。2月初旬に始まった円安、また、3月初旬からの世界的株価の回復トレンド。5月に入ってからは、明らかに動きが変わりつつあります。ここ2週間の

米国長期金利の上昇とドル全面安

は特に注意して見ておく必要があります。短期的には、予想以上の変動があるかもしれません。今回のドル売り、金利上昇は、「先行き懸念」という材料主導の動き、つまり思惑が先導しています。米国債の格下げ懸念は、当面払拭されること無く、いろんな局面で顔を出すテーマになるでしょう。これに短期的な需給が重なったとき、市場は思わぬ勢いが付くものです。将来への懸念と言う材料で今ドルを売るのは或る意味投機です。しかし、実弾の米国債売りが出始めたとしたら。。。いろんなうわさが飛び交っているのも事実です。

しかし、私個人としては基本シナリオはまだ変えていません。或る意味想定の範囲内の動きなのです。当面の景気回復に水を差しそうな懸念材料、特に長期金利の上昇懸念に対しては、米国当局もあらゆる対策を講じてくると思います。中には「奇策」も含まれるでしょう。

また、実需のドル買いは、まだ終わっていません。欧州銀行のストレステストへの懸念、景気の実態悪化は今後米国との対比でより明らかになっていくでしょう。資源通貨高も、一本調子で続くほど、世界景気の腰は強いものではないのです。

とはいうものの、こうした潮の変わり目と言うのはご自身のポートフォリオの状態を点検、確認する良いタイミングです。皆さんは今どのようにされますか?

■   主な内容

1.       連載企画:機関投資家と個人投資家(その2)

2.       ファンド情報

3.       セミナー情報

1.連載企画:機関投資家と個人投資家(その2)

さて、機関投資家のA氏と個人投資家のB氏。彼らの投資行動・意思決定はどのように違うのでしょうか?今回と次号では、機関投資家の行動背景についてみて見ましょう。

A氏は大手地方銀行のエリ−トサラリーマン部長。花形部署での成功は、将来の役員ポストに大きく近づくことを意味します。彼が組織の人間として評価されるのは、

在任中の収益を上げること!

結局はこの1点です。在任期間は平均2-3年。つまり半期収益で4-6回、年度収益で2−3回チャンスがあり、トータルでどれだけ全体収益に貢献したかが問われます。銀行には、中期経営計画があり、向こう3年程度で必要な収益額が部署ごとに割り振られます。その数字が年度の予算、さらには半期の予算として現場に下りてきます。つまり、市場要因とは全く別のところで予算が決められてしまうケースが多いのです。これは、現場の人間としてはラッキーな場合もありますが、実際の投資環境から考えると、きわめて達成が困難と思われるような場合も出てきます。

一方、ボーナスの査定は半年毎に行われます。部署に割り当てられた予算を、各課、係、個人のレベルにまで割り振って、その達成度でかなりの部分が決まる仕組みになっています。プロセスや、数字に見えない貢献度等ももちろん評価の対象にはなりますが、やはり数字の達成度が査定額に大きく影響するわけです。最近は雇用体系もずいぶん変わってきて、専門職ではほぼ100%業績連動型の年俸制を導入する企業も増えているようですが、特に地方銀行の場合はまだそこまで徹底していないと思います。つまり、予算を大幅に達成しすぎても、ボーナスをはじめ、会社からの評価は大きくは変わらないのです。むしろ、予算の過少設定を問われたり、次期予算の大幅引き上げ等に繋がりかねない事になります。そうすると、これはある種の大人のゲーム的な様相を帯びてきて、投資に際しての意思決定の過程においては、期間利回りの最大化という要素は必ずしも優先順位として高くならないという事態が起こってきます。いわゆる「ほどほどに」「そこそこ」狙いという発想です。

機関投資家の現場では、通常は、早朝、昼食後、夕方と一日3回のミーティングがあり、毎週初、毎月最終週、4半期、半期毎の相場会議等を経て、基本シナリオ、リスクシナリオ等を設定、予算を達成するために必要なポジション、ポートフォリオを合議で作ります。そしていったん合議による方針、シナリオが決定されると、その方針、シナリオに忠実に行動することが重要な意味を持ちます。仮に、そのシナリオが間違っていても、機関決定して上層部の決裁を得た上での行動であれば、仮にその投資が失敗に終わっても、ゲームのルールを逸脱していない限り大きな罰点は付かないようになっているのです(もちろん結果を問われる部分において、評価上は何らかのマイナスは覚悟しなければなりませんが。。。)

彼らにとっての目標=ゴールは、とりあえずは半期予算達成!という事ですので、できるだけ不確定要素が少なく、期間の損益が確定しやすい運用手法を望みます。そうなると、ボラティリティーの高い運用商品は、当初はどうしても敬遠される傾向があり、貸出、債券といった、期間のキャッシュフローが読み易いものを中心としたポートフォリオが中心になります。しかも、金利の変動による損益のブレを少なくするために、変動利付きの資産が中心になります。こうすることで、得意分野である信用力(クレジット)リスクを核としたポートフォリオ運営がなされることになります。金融機関の運用が、伝統的に債券の比重が高いのは、こうした事情も背景にあるのです。

しかし、こうしたポートフォリオからの運用益は、よほど規模が大きくない限り、大きな収益にはなりづらいものです。最近では本業の収益不振から、市場部門に不足分のしわ寄せが来るケースが多く、従来の伝統的な運用スタイルでは到底達成できないような予算を割り当てられるケースが増えているのが現状のようです。
以下、次号に続く。。。

 

2.ファンド情報

今回は、少し毛色の変わったところで2つほど。。。

○プライベートエクイティー(PE)ファンド Porton Capital Limited(PCL)

プライベートエクイティー投資とは、

一般には流通していない、成長や再生を目指す企業にの株式等の有価証券への投資のことを意味します。

主体的に企業に関与し、バランスシートの圧縮・組み換え案や収益改善策を提案していく過程を通じて、企業価値の拡大とともに投資収益の極大化を目指していきます。
企業のライフサイクルの中で、創業期〜成長期の企業への投資を、
ベンチャーキャピタル投資、安定〜成熟期にある企業の買収資金を提供するバイアウト/バイイン投資、倒産〜再建期の企業への投資をディストレスト(企業再生)投資と呼びます。

今回ご紹介するのは、Porton Capital Limited というファンド会社の

P2i 

という会社のPEファンドです。正に将来を担うであろう新技術に対する投資ですから、典型的なベンチャーキャピタル投資です。詳細につきましてはお問い合わせください。

最低投資金額は £30,000、目標リターンは2年で100%-200%を見込んでいるようです。

従来は、

-最低投資金額が高い(ほとんどが機関投資家向けで、億円単位)

-流動性が低い(回収まで一定期間資金が寝てしまう、中途解約不可、或は解約コストが高い)

-専門的な技術、分野に対する情報量、判断材料が少なく、具体的なリターンのイメージが沸きにくい

などがハードルとなっており、なかなか個人投資家が投資対象と出来る選択肢が限られていました。今後は、既存の資産クラスとの相関も低く、分散投資の一つの対象として、ますます優良PEファンドへの注目度は高まってくるでしょう。

国内外で、水・農業・環境関連のPE設定が今後益々加速して、個人投資家の選択肢も飛躍的に広がっていくと思います。このあたりの動きは、従来のファンドとは違った投資尺度、判断基準というものが要求されますので、積極的に研究していきたいと思います。

 

○ユニークな戦略、セクター特化型ファンド VAM Funds

ルクセンブルグに上場している、いわゆるロングオンリーの投資信託です。

全てのファンドが、「高値で買い、さらに高い値で売る」極意で年率三〇%を誇る「買いの名人」米国の有名カリスマトレーダーの一人であるリチャード・ドライハウスRichard Driehaus)氏が運用する戦略を採用しています。彼は

「新マーケットの魔術師―米トップトレーダーたちが語る成功の秘密 」

ジャック・D. シュワッガー (著), 清水 昭男 (翻訳)にも取り上げられています。(添付ご参照)

 

新マーケットの魔術師より.pdf

特に米国の超小型・小型株式に特化したファンドに定評があり、主力の

Driehaus Micro Cap Growth Strategy1996年からの平均リターンが年率21.2%、1999年、2003年は100%をはるかに超える年度パフォーマンスを記録しています。ちなみに昨年度は−42.9%。当然ロングオンリーなので、入るタイミングは重要なポイントになりますね。

個人的には、アメリカ株は分散対象資産としてどうかと思っている部分もあるのですが、個人で株式トレードをされている方なんかには、大変その売買戦略・手法は参考になると思います。ほとんどの戦略は$10,000から直接投資が可能です。レバレッジを使わない、日次約定が可能な上場ファンドとして、PPB経由での投資にも向いているファンドだと思います。

3.セミナー情報(速報)

今回は、ファンド情報でご案内したVAM Funds (LUX) 社を予定しております。

現在最終日程調整中です。詳細固まりましたら、改めてご連絡いたします。

内容:

講師: VAM FUNDS (LUX)社

Vam FundsとDriehaus Capital Management LLC社について

−直近の状況と今後の運用見通しについて

−質疑応答

日時:

東京会場  東京都港区内
日時:平成 21 年 7月 30日 (木)

午後  19 時〜 21 時 予定

会場:

会場につきましては、お問い合わせの方へ弊社より連絡させて頂きます。

費用:

費用につきましては、お問い合わせの方へ弊社よりご連絡させて頂きます。

定員:

若干名

 

今日はオフィスでの顧客面談後、デスクで本通信の文面に頭を抱えていたところ、カミサンより

「可及的速やかに帰宅されたし!」

との直電を受け、途中の原稿をメールで自宅のPCに送信し、急いで地下鉄に乗車。帰宅してみると「手洗いうがい終わったら手伝って!」と促されるままにキッチンへ。

と言うことで、久しぶりに我が家では餃子を作りました。

作業に手こずる私を尻目に、手際よく具を皮に包んで皿に並べていく娘。あまりのトロさを見かねたか、「フン」と鼻で笑いながらも、きれいに素早く包むコツを伝授してくれました。その間もカミサンは、口と手を一切休めることなく、いろんな事をてきぱきとこなしています。

「食事の時間が遅くなると、勉強のスタートが遅くなり、入浴時間が遅くなり、寝る時間が遅くなり。。。でも明日起きなきゃいけない時間はいつもより早いんだよねぇ。。。」

娘&私「。。。。。」顔を見合わせ思わず苦笑い^^。

今週金曜からの中間テスト直前最後の日曜日。今週は部活も無く、身体が鈍るのか、休憩時間と称しては、CDの音楽に合わせた腰フリ体操がまた始まる。せっかくだから一緒にやってみようか知らん^^。

 

次回は6月8日(月)、満月の夜にお届けします。

 

では私個人のHP「オフショア投資の散歩道」http://www.offshoretoushi.com/

も併せて次号もお楽しみに。

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中田 裕

国際フィナンシャルコンサルタント、海外投資アドバイザー

株式会社 メイヤー・アセットマネージメント

105-0001東京都港区虎ノ門5-11-13 虎ノ門RICHビル3F

TEL 03-5777-1071(内線 2006)

FAX 03-5777-1072

email: hnakada@meyerjapan.com

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