新興諸国は買い場か?
新興諸国は買い場か?
2009年2月 5日 22:22
今日は、新興国ファンドの草分け的な大手ファンド会社の創業者を講師に招いたセミナーを開催しました。彼らの旗艦ファンドは、BRICSのブラジルを除く3カ国の株式に特化したファンズオブファンズで、ゴールドマンザックスがBRICSを始めて世に出したレポートの1ヶ月前、2003年の10月に設定されたファンドです。2007年までは驚異的なパフォーマンスを謳歌した当ファンドも、昨年は1年でその大半を失うと言う状況に直面しました。
彼らによると、ロシア、インド、中国の株式は、未だかつて経験したことが無い、歴史的な割安水準にあり、長期投資には絶好の好機!!と力説していました。ただ、一方で、投資タイミングの分散が大切だとも。つまり、どこで底打ちするかは分からない!と言うことであります。
反転のポイントはいくつかありますが、最終的には将来的な経済成長力の高さ、に尽きます。つまり、成長が期待できるところに最終的にはお金が集まる、その1点です。
それぞれの国はそれぞれ大きな課題を抱えており、政治リスク、地勢学上のリスク、社会構造上のリスクは確かに存在するが、最終的には、他のどの国よりも高い潜在成長力を持っているのがこの3カ国で、リスクよりもリターンのほうが大きい!という、極めて単純なロジックです。
ロシア危機が起きた後の株価水準と現在の水準はほぼ同じ、しかし経済規模や国力、外貨準備高等のファンダメンタルズは明らかに現在のほうが比べ物にならないくらい良くなっている。従って、株価が長期間このレベルにとどまることは無く、早晩大きな回復局面を迎える。
雑ではありますが、投資にはこういう単純な座標軸も必要です。枝葉末節を捨て、要は最後はどっちなんだ、という割り切りですね。
ただ、この議論にかけているのは、投資家の行動や、資金の動きそのものが、過去10年と今後10年で同じ動きになるとは限らない、ということです。
世界の主役はいずれ代わります。後は、そこに至るまでの時間軸を、しっかりと自分のゴールに向けた時間軸と照らし合わせてみる必要があると思います。
マネージドフューチャーズばかりがもてはやされる昨今。そろそろ時間の分散を図りながら、少しずつ新興国の資産配分を増やしていくには良いタイミングかもしれませんね。
