タイ経済への影響は?反政府デモ国際空港閉鎖

タイ経済への影響は?反政府デモ国際空港閉鎖

2008年11月27日 09:32

反政府デモでバンコク新国際空港(スワンナプーム空港)が閉鎖される事態となり、財界関係者からは経済的打撃に懸念の声が相次いでいる。特にハイシーズンを迎えた観光業界には致命傷となりそうだ。
タイ国営通信(TNA)などによると、タイ工業連盟(FTI)のタニット副会長は「法治制度が成り立っていない。タイのイメージ全体を傷付けた」と怒りのコメント。航空貨物のストップによる損害額は1日で10億バーツに上るという。
タイの玄関口となる新空港の利用者は1日約10万人。反政府運動が過激化した8月末から外国人観光客が減少しており、基幹空港の閉鎖は観光業にとって大きな痛手となる
タイ旅行代理店協会(ATTA)のアピチャート会長は「政治問題で観光業は死にかけている。短期間のイメージ回復は難しく、来年は成長を期待できない」と失望をあらわにした。
観光・スポーツ省やタイ国政府観光庁(TAT)は、海外事務所や国内の外国人観光客への状況説明、新空港に到着した旅行者の誘導など対応に追われている。
オラーン副首相は空港閉鎖直後の25日、反政府団体ピープルズ・アライアンス・フォー・デモクラシー(PAD)を激しく非難。「(彼らには)政府に反対する権利があるが、他者の権利も考えなくてはいけない。国家全体に与えたダメージも考えるべきだ」と述べた。

■JAL、ANAも全便欠航
スワンナプーム空港が閉鎖された26日、日本航空(JAL)、全日本空輸(ANA)ともに日本〜バンコク線の全便を欠航した。27日の運航は事態の推移をみて決める。
JALは成田、関西、中部とバンコクを結ぶ全10便を運航できず、27日の運航についても、成田、バンコクを午前に出発する2便の欠航を決めた。ANAも同日午前便の欠航を決め、午後便の扱いは27日正午に判断する。

スワンナプーム空港は、シンガポール、香港と並んで、アジア各国、中東、欧米へのトランジット拠点としての役割も大。実際私のビジネスパートナーお二方とお客様も、バンコック経由でスリランカ入りする予定でしたが。。。

デモ参加者のあのにこやかな笑顔や、参加している若い女性のコメント

「微笑みの国ですから、みなさまにごめいわくはおかけしません!!」

というテレビ報道を見て、違和感をもたれる方も多いでしょう。しかし、タイとはそういう国であり、国民性なのです。その違和感は、時にはカントリーリスクと言う表現に替わり、心象に大きな影響を与えることになります。国が正常に機能し、成長していく一つの過程として、ありのままの姿を見守っていきたいと思います。

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