金融サミット前夜

金融サミット前夜

2008年11月13日 09:31

米ワシントンで開かれる明日からの金融サミットを前に、市場は再び大揺れの様相を呈しています。

日本サイドの目玉は、現在約9800億ドル(98兆円)保有する外貨準備高の約10%に相当する、約10兆円をIMF(国際通貨基金)に貸与するというものでしょう。

預金と保有している米国債を担保にした資金調達による貸与なので、いずれは返済されるし、財源の心配もありません。

一方国内の追加的景気対策には、今話題の2兆円規模の定額給付金を始め、27兆円規模の資金投入が俎上に上っており、これらの財源は、どこかからひねり出さなくてはならないものです。

いずれにせよ、時期の差こそあれ、いずれは誰かが負担しなければならないお金には違いなく、これは将来的に大きな重石になります。

IMFに貸したお金は、IMFを通じて新興諸国に貸し出されるわけですが、彼らは将来的に返済原資である米ドルを調達しなければなりません。これは、ドルに対する潜在的且つ恒常的な需要として、世界的な通過の需給に大きな影響を持つでしょう。

外貨を稼ぐ手段の潤沢な国はまだいいですが、内需拡大で経済を立て直し、自国通貨をドル転して返済を行うしか方法が無い国々にとっては、ドル高は脅威です。借金の額が増えてしまうわけですから。

そんなこんなをつらつら考えていると、将来的には、ドル高政策を続けるには、あまりにも大きな障害が山積みになっている現実に愕然とします。

ドルの里帰りはまだまだ続きます。思っている以上に長期にわたるかもしれません。がしかし、いずれは終わりが来ます。そこから始まるのは、ドルの大幅下落です。

円=日本の役割と実力が問われるのはその時です。ドルの下落は避けられないとして、円が買われるのか、或いはドル以上に売られるのか。。。

今朝再び95円を割れました。週初の私のシナリオとは反対ながら,レンジのほぼ下限です。

打診買い!!

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