オフショア投資通信 (Vol.22)
オフショア投資通信 (Vol.22)
2008年11月13日 19:50
オフショア投資通信 (Vol.22)
10年に一度の好機!!!国際分散投資
2008年11月13日
皆様、こんにちは。メイヤーの中田です。いつのまにかすっかり晩秋。朝晩の冷え込みが堪える季節になりました。ただ、空気は澄んでいるようで、今朝は我が家からも久しぶりにきれいな富士山を拝むことが出来ました。今宵のさそり座満月も期待できそうですね。
さて米国の大統領戦もオバマ氏の圧勝で終わり、新体制に向けまた一歩動き出しました。ブレインの顔ぶれもそうそうたるもの。財務長官がどういう人になるか、大変興味のあるところです。
一方の日本の政局。一時は11月解散必至と見られていたものの、年内の解散はなくなってしまいましたね。選挙前の「飴玉」になるであろうと思われた定額給付金も、ちぐはぐな政府の対応に、ほとほとあきれ返ってしまいました。世の中は待った無しの一大事。選挙というインセンティブを失った政治家は、あたかも敗戦処理に明け暮れるファンドマネージャーとダブってしまいます。
「大枠を決定するのが政治家で、実務を執行するのは役所、更には地方自治体の仕事!」
言いっぱなし、丸投げ。これでは緊急時の対応にはなりません。具体的な成果を挙げるための政策、施策は速やかにクロージングして何ぼの世界。どうしたらスムーズに実行に移せるか、そして成果につなげられるか。トップダウンなら徹底的に押し通すべきなのではないでしょうか。
6年ぶりの日本一を掴み損ねたジャイアンツ。負けてしばらくは、原采配がどうのこうのとブツブツ言っておりましたが、3日も経てばもうすっかり過去の話。世の中あまりにも忙しい。。。
■ 主な内容
1. リアルマネーの時代
2. ファンド情報
1. リアルマネーの時代
9月、10月の歴史的市場混乱。失われた時価総額、市場規模の縮小と言った表現をよく見かけます。これらの失われた価値は一体どこへ消えてしまったのでしょうか?今回の大暴落は様々な要因が重なり合って起きた現象ではありますが、最大の要因は、
レバレッジの解消
という一言に尽きるのではないでしょうか。
レバレッジとは「てこの原理」のことで、金融・運用の世界では「少ない元手(現金)で実際よりも大きな金額の投資を行う」時に良く使われます。実際には市場や銀行から「資金を借り入れ」て投資を行う運用の仕方です。
具体例で見てみましょう。
BRICSの株式に投資するファンドがあったとしましょう。
お客様から集まった資金は10億円。ファンド会社は、この資金で購入した株式を担保に、銀行から5億円を借りて、実際には15億円の株式に投資します。
1年後、株価は順調に上昇し、年率10%値上がりしました。15億円分の株式に投資したこのファンドは、10億円に対して15%分の利益をあげたことになります。
一方、借入れした5億円の借り入れ金利が2%であったとします。一年後には5億1千万円を返済しなければなりませんが、株価が10%上昇しているので、元利金を払っても、ファンドには11億4千万円残ります。実際の投資元本は10億円ですので、年率利回りは14%。つまり、借入れをせずに10億円だけ投資した場合だと10%の利回りなので、4%パフォーマンスを多くにあげることが出来たわけです。これがレバレッジ効果。
実際には、ファンド会社は資金調達専用の子会社を通じてCPや債券を発行したりして、比較的低金利で容易に資金調達が可能でした。そして、より高いパフォーマンスを上げて、より高い成功報酬を得る。多少手数料率が高くても、投資家も儲かっているのであまりうるさいことを言う人は誰もいない。こんな美味しい話はない!と、世の多くのファンド会社はレバレッジ運用にのめり込んで行った訳です。もちろん後押ししたのは我々投資家です。
2003年、04年辺りから続いた右肩上がりの株式相場。世界の株式市場の時価総額もうなぎのぼり。特に新興諸国の株式市場の伸びは凄まじく、中国株式は5倍の水準まで買い上げられました。もちろんベースにあるのは「リアルマネー」ですが、バブル相場を演出した原動力のかなりの部分は、実はこの「レバレッジ」にあったのだろうと思うのです。
機関投資家は、リアルマネーだけで運用している先ばかりとは限りません。たとえば、ヘッジファンドは正にレバレッジ運用の筆頭です。銀行も預かった預金を貸し出しに回し、市場性商品で運用をしていますが、同時に市場から資金調達をして、比較的短期のディーリング運用も大規模に行っています。これも広義のレバレッジ運用です。
昨年のサブプライム問題を機に、金融機関の信用不安が一気に表面化、流動性が枯渇、そして貸出しの一斉引上げ、金利の急上昇、という現象が、この2ヶ月で正に一気に起こり、レバレッジポジション一斉解消のための投売りにつながったわけです。
多くの機関投資家は、常にコストのかかったお金を、決められた比較的短期間で運用し、結果を出さなければなりません。ファンドなどはその最たる例です。そしてより高いパフォーマンスを上げることで、より多くの資金を集め、手数料収入を増やすと同時に、多額の成功報酬を手にすることが出来たわけです。
これからは、多くのファンド、体力が弱い機関投資家は市場からの退場を余儀なくされ、やがて消え去ります。そして残るのは、コストのかからないお金、リアルマネーを持った個人投資家です。
投資の基本は、何度も申し上げていますが
「安く買って高く売る」。
そして今は、市場の歪み、すなわち超割安なお値打ち資産が至る所に転がっています。
割高なものは何か?私は迷わず
「日本円」
と答えます。とすれば、外貨に転換する絶好のチャンスということになりますね!
自らのゴールに向かって、時間やコストの制約が極めて少ないリアルマネーで投資できる。これが個人投資家の最大の強みです。そして、今正にリアルマネーの時代が到来しているのではないでしょうか。
2.ファンド情報
○ 期間限定、DOMINION X ファンド の最低投資金額引き下げ
2009年1月末までの新規お申込み分に限り、最低投資金額が
20,000 米ドル、ユーロ
に引き下げになります。
従来の最低投資金額(50,000ドル、ユーロ)で二の足を踏んでいらした方も多いと思います。この機会に是非ご検討ください。
○ MAN社米ドル/ユーロ建て元本確保型ファンド新規募集開始予定
お待ちかね、新元本確保型ファンドの募集が始まります。募集期間は今月24日から1月26日まで。
今回は、基幹ファンドAHL Diversified Program に100%連動。満期は2020年2月(11年)とやや長めで、満期時にクレディスイスの元本保証がつきます。
今回は大盤振る舞い。読者限定で、先行公開いたしましょう。
http://www.maninvestments.com/gfx/email/mgs/fund_notification/MAHLDivGuaranteed_PIS.pdf
○ MAN社豪ドル建て元本確保型ファンド締め切り迫る
募集期間は11月28日までです。弊社受付けは来週一杯で締め切りますのでお早めに!
○ ランドバンキング Royal Siam Trust社 White Sands Beach 12月値上げ決定
今年二度目の値上げです(正式価格は未定)。
現在の 1ユニット USD 22,000 適用は 11月末申込み分で締め切りです。
お見逃しなく!!
○ Pioneer社 Primeo Select ファンド
隠れた名ファンドシリーズその1
ブログでも取り上げました。概要はコチラ
http://offshoretoushi.com/2008/11/post-99.html
とある休日、我が家の会話。
娘:「ねぇお父さん、うちのタンプレ何にしようかマジ悩んでるんだけど。。。」
私:「うちのタンプレ?」
カミサン:「もうすぐ誕生日だからね!」
私:「。。。 !! 誕生日プレゼントか!?」
娘:「○×△とか&%$とか*#“・・・・・・・」
カミサン:「それだったら○×△とか&%$とか*#“・・・・・・・」
私:「。。。。」
いつのまにか意味不明の言語が我が家にも蔓延っており、かなり危機感を抱いてはいるものの、何とか取り残されないようにもがいております。
短縮言葉にKY的アルファベット言葉。語尾に「だべ」がつくのは浜言葉?若い娘が使うと違和感は拭えませんが、これも時代の流れと言うことなのでしょう。。。
口から生まれたような女性二人のマシンガントーク、いやバトルが始まると、プジョー製のコーヒーミルで豆を引き、一人引きこもり気味の今日この頃であります。
「娘よ、せめて我が家では正しい日本語、美しい日本語を話さんまいけ!(富山弁)」
明日から注目の金融サミットがワシントンで開かれますね。
果たして潮の流れは変わるのか?
期待せず注目と言ったところです。
次回は11月28日新月の夜にお届けします。
では私個人のブログ
「オフショア投資の散歩道」http://www.offshoretoushi.com/
も併せて次号もお楽しみに。
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中田 裕
株式会社 メイヤー・アセットマネージメント
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