アルゼンチンよ、またか!

アルゼンチンよ、またか!

2008年10月22日 14:09

アルゼンチンのフェルナンデス大統領は、大規模な金融救済政策の一環として、個人年金基金などを含む、

国内10の基金(計約293億ドル 約29,500兆円)を政府管理下に置くことを提案しました。

まだ記憶に新しい、2001年のアルゼンチンの国家破綻。2000年以降、2度目の国家破綻を免れることができるか否か、

正に正念場となっています。

実質、国家によって年金資産を差し押さえた形になる訳ですが、今後も市民の海外への資金流出が止まらず、

270億ドルとも言われる、デフォルト債務の再編と返済が滞るようですと最悪のシナリオを辿る可能性が考えられます。

 またか!私は前職で、このアルゼンチンのデフォルト債券、リストラクチャリングに携わっていました。言ってみれば、売りたい人達から安く買い集める仕事です。当時はこの手のディストレスビジネスは大きな収益チャンスでした。しかし、今は買い取る体力のある、つまりリスクを取れる会社が不在です。売りたくてもプライスが出ない。。。

昨年から今年の証券会社の稼ぎ頭は

南アフリカランド、

トルコリラ、

ブラジルレアル

建て等の高金利エマージング債券の販売だったわけですが、1日に価格が30円も下落するような状態になっており、今証券会社の店頭は大変なことになっています。

 以下、同僚が作業してくれました。

ラテンアメリカ・ファンドへ投資中のお客様へ

現在ご投資中のラテンアメリカ・ファンドに関して、アルゼンチンへの投資配分が高いものについては、より注意が必要です。直接的な被害を免れたとしても、周辺諸国の経済不安や地理的リスクなどからファンドの売りが殺到する恐れもあります。ブラジルやメキシコなど主要ラテンアメリカ諸国のファンダメンタルズは依然底堅いものと判断いたしますが、近隣国の国家破綻という事態に陥れば、余波的な影響は免れないでしょう。

ラテンアメリカ・ファンドも、他の株式ファンド同様に2008年初来、大幅な下げを記録していますが、今回のアルゼンチン国家破綻の可能性にかかるニュースは、更なる大幅下げの可能性回避のために、売却をご検討されるには十分な要因かもしれません。

主要なラテンアメリカ・ファンドにおける、アルゼンチンへの投資配分は、

BlackRock Latin American Fund

5.3%

Templeton Latin America Fund

2.31%

Schroder Latin American ※1

1.81%

JPM Latin America

1.7%

Baring Latin America Fund

表示なし(2.0%以下)

*いずれもファンド会社WEBより引用*

※1 のSchroder Latin AmericanFPI社の積立プランのファンドリストに含まれます。

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