ドル高下の円高

ドル高下の円高

2008年10月10日 10:43

株価の大幅続落をよそに、米ドルの強さが際立っています。普段はドル/円しか見ていない人には

「ドル高???、100円割ったからドル安でしょう???」

と思われるかもしれません。しかし、事実は明らかに円を除く主要通貨比「ドルが急騰」しています。

直近3ヶ月のユーロ/米ドル

Euro to U.S. Dollar Exchange Rate - Yahoo! Finance.png

直近3ヶ月の豪ドル/米ドル

Australian Dollar to U.S. Dollar Exchange Rate - Yahoo! Finance (2).png

また、南米通貨(ブラジルレアル、アルゼンチンペソ、メキシコペソ)等も米ドルに対し大幅に急落して、ブラジルでは5年ぶりの介入に追い込まれました。

何が起きているのか?くどいようですが、これが

「ドルの里帰り」現象なのです。

一方、円は対主要通貨で独歩高の様相を呈しています。ドルが他通貨に対して強くなる一方で、円に対してはじり安となっており、クロス円では急激な円高になっています。但し、この円高は長続きしないと見ています。消去法的に買われている円も、いずれ激流に逆らいきれず、大きなドルの本国回帰のうねりに引きずり込まれてしまう可能性が高いと思っています。

通貨分散を図るには、滅多に無いチャンスが到来しているのではないでしょうか!

しかし

ドルの長期的な地位の低下は避けられません。「里帰り現象」はあくまで中期的な需給要因です。「里帰り」が終わったとき、新たな通貨秩序の枠組みが構築され、ドルは静かにその役目を終えるでしょう。世界の大海から必死の思いで故郷の川に辿り着き、産卵が終わった鮭はどうなりますか?

やはり通貨分散は必要だと思います。

 

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