光と影

光と影

2008年9月23日 21:48

リーマンショックから1週間。場外退場を余儀なくされたリーマンと土俵際かろうじて踏みとどまった他の金融機関との差は一体なんだったのでしょう?とても興味のあるところです。古い小説ですが、渡辺淳一さんの直木賞受賞作「光と影」を思い起こしました。病院の2枚のカルテの置き場所が上だったか下だったかで、その後の両患者の運命が180度変わってしまう、というストーリーだったと思います。今回の決め手は一体何だったのか?いずれ真相が明かされるときがくるでしょう。

さて、先行きの不安感払拭には程遠いものの、今回の一連の米国当局の素早い対応はそれなりに評価されて良いと思います。サブプライムショックの一つの結論として、具体的な形、つまり公的資金大量投入による国有化と米国金融再編という構図が明確になってきました。景気の底と株価の底は違います。短期的に収益を狙うトレーダーや投機家は別ですが、長期分散投資の観点で言えば、既に「売り」の局面は終わりに近づいたと思います。昨日の原油市場の動きや、米国株式の下げ方を見ていると、一段とそんな気がしてきます。注意深く見守っていきたいと思います。

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