ユーロの嘆き、円の戸惑い
ユーロの嘆き、円の戸惑い
2008年9月 5日 14:42
ドルの里帰り現象が徐々に勢いを増し、ユーロ、ポンド、豪ドル等が急落。ドル-円の頭を抑える格好で円が対主要通で急進しています。ユーロ債の大量償還等の一時的な需給要因もありますが、基本的には調子に乗って買いすぎたユーロの調整が始まっているわけです。対ドルで1.6台を2回付け、きれいなダブルトップでジェットコースター的な下落が始まっています。ユーロ導入来対ドルで0.8まで売られたあと、ほぼ一貫して買われつづけた相場も一旦修了。1.3割れを目指して調整が進んでいくでしょう。ユーロ円の目処は130円台前半といったところでしょうか。ついでに原油相場も1バレル100ドルをあっさり割り込み、80-85の水準くらいまでの調整は十分可能性があります。株もまだまだ売られます。やはり、資産クラスを問わず、ロングオンリーのファンドには当面厳しい環境が続くでしょう。一方、マネージドフューチャーズ、ウィズプロフィット、ランドバンキングのようなアセットクラスは、これからも着実に利益を伸ばします。また、積立投資には絶好のタイミングです。長期的にみれば、商品や、金などのアセットクラスはポートフォリオの質を高める上でも極めて効果的です。ここから更に売られていく局面はチャンスです。そして何より、長期国際分散投資10年に1度の好機が、正に今訪れているのです。
もちろん、嵐の日に外へ出て、敢えて危険を冒す必要はありません。晴耕雨読。来るべき日に備え、
PDCA(Plan Do Check Action)http://offshoretoushi.com/2008/02/-vol3.html
を通じて、もう一度ご自身の現状をしっかり把握してください。船が沈むかもしれないと怯えながら船出するくらいなら、一旦引き返す勇気も必要です。
世界の外貨準備に占める円の比率は、たった3%。自分では居心地の良い水準など決められるはずも無く、ある時は高みに持ち上げられ、ある時は地に叩きのめされ、ドルやユーロのうねりの中で翻弄されつづけるでしょう。一旦消去法的に持ち上げられた円。ジェットコースターの頂上はもう目の前です。
