オフショア投資通信 (Vol.16)

オフショア投資通信 (Vol.16)

2008年8月19日 10:15

オフショア投資通信 (Vol.16)

10年に一度の好機!!!国際分散投資

2008年8月18日

 

皆様、こんにちは。メイヤーの中田です。昨日8月17日は満月でしたが、関東周辺は生憎の雨。月は見られませんでしたが、久しぶりに過ごしやすい一日でした。

いよいよお盆休みも開けて、今週からお仕事再開の所も多いと思います。最近は夏期休暇が分散されているとはいえ、やはり先週は首都圏の電車や道路は空いていました。私も長年いわゆるお盆に休暇を取ることを避けていたのですが、娘が中学に入り、部活の休みがお盆前後しかないため、昨年よりお盆休み派になってしまいました。先週の前半休みを頂いて軽井沢に行ってきました。今年の軽井沢は、例年にも増して人出が多いようで、駅前のアウトレット村の中には入場制限をする店もありました。ただ、車で移動する人が減って、新幹線やバスを利用する人が例年以上に増えているようで、名物の渋滞はあまり見られないようです。サブプライム問題の余波がこんなところにも出ているんですね。

物価の高騰、資産価値の減少は、消費者行動に直接大きな影響を与えます。財布の紐を少し締めるだけで、経済に与える影響はかなり大きくなります。米国の貯蓄率も5%を越えたという報道もありましたが、世界的な個人消費の冷え込みの影響は、具体的な企業収益の悪化という形でこれから表面化してきます。株価の下落は、こうした動きをを先取りするもので、向こう数ヶ月、まだまだじり安傾向が続くのでしょう。

一方、ドルは従来から指摘のとおり、全面高の様相を呈しています。ドル-円も7ヶ月ぶりに110円台を回復しました。サブプライム問題発祥の地で、一番痛手の大きいはずの米国通貨が何故?と思われるかもしれません。最近の新聞等でのコメントを見ると、米国以上に欧州、アジアの景気が悪いので、金利差の思惑からドルの買戻しが進んでいるというものが多いようです。簡単にいってしまえば、売られすぎたドルの買い戻しという側面が強いわけです。このドル高は、実はバブル崩壊後の日本でおきた“株安、土地安、超円高”と同じ要素を持っています。このあたりについては私のHP8/7付けコラム「ドルの里帰り」 http://offshoretoushi.com/2008/08/post-26.html 

をご参照ください。お盆の里帰りはピークを超えましたが、ドルの里帰り=ドル高はむしろこれから本格化していくと思います。

 

   主な内容

1. マネージド・フューチャーズとは

2.      ファンド情報

3.      セミナー開催のお知らせ

 

1.マネージド・フューチャーズとは

今回は、過去幾多の修羅場を潜り抜け、継続的に好パフォーマンスを上げているヘッジファンドの中でも、特に昨年のサブプライム危機以降優れた成績を上げている運用タイプ、戦略の一つ、

「マネージド・フューチャーズ」

に焦点をあててみたいと思います。

マネージド・フューチャーズとは、世界各地の取引所に上場されている株式指数、債券、金利、通貨、商品等の世界中の先物を利用し、相場の動向に関わらず絶対収益を目指す投資形態です。1949年にリチャード・ドンシャン(Richard Donchian)が組成したものがはじめといわれていますが、注目され始めたのは1987年ブラックマンデーの頃からです。NY市場を中心に株式相場が大暴落する中、は非常に高い利回りを上げたことが評価され注目を集めるようになりました。

さらに、1990年湾岸戦争、1998年ロシア危機、2000年US ITバブル崩壊、2001年NY9.11テロ、2003年イラク危機の折も伝統的運用ファンドのパフォーマンスが良くない中、高い利回りを上げたことなどから一層注目を集めました。

日本では国内での流通背景から

「マネージド・フューチャーズ=商品先物のみに投資したファンド」

と誤解されやすいのですが、実際にはエネルギー、穀物、貴金属、非鉄金属等の商品先物に加え、株価指数、債券、金利、通貨先物等も含めて全体で「マネージド・フューチャーズ」といわれています。

テクニカル分析に基づくプログラム売買も含めた、いわゆるトレンドフォロー型の物が多く、はっきりとした明確なトレンド(上昇、下落)が出たときに強みを発揮します。

特徴的なメリットとしては

・流動性が高い

・また評価の透明性が高い・

・株や債券など伝統資産のリターンとの相関性が低い

・分散効果が高い

事などがあげられます。

一方、デメリットとしては、

・リターンのボラティリティー(変動幅、リスク)が高い

・クォンツ運用で投資過程が複雑、或いは非公開等、投資過程が不透明な側面がある

・ファンドマネージャーの個人的な手腕に依存していて、運用者の転退職によって運用の継続が困難になる可能性

などでしょうか。

日本で最も有名なのはMAN社のAHLで、いたるところに名前が出てきます。三菱UFJ証券が国内向けに加工したファンドを販売している他、海外のマザーファンドへの直接投資をサポートする弊社のようなアドバイザーも多いため、ご存知或いは既にご投資されている方も多いでしょう。実際、MAN社全運用資産に占める日本人個人投資家の比率が25%といいますから、MAN社にとっては日本人様様ですね。

パフォーマンスや、リスク量に対してのリターン(投資効率)を比較してみると、必ずしもMAN社のファンドは同種のファンドの中で際立っているわけではありませんが、運用歴、規模、上場しているなど、総合的な部分で安心感があるのだと思います。

その他主なファンドを幾つか挙げてみますと、

         クアドリガ社 Superfund…一時期そのパフォーマンスの高さで一斉を風靡。ここ数年は厳しいパフォーマンスを余儀なくされていましたが、昨年より金を組み合わせたファンドも新規設定。今年上半期トップクラスのパフォーマンスを回復しています。日本国内では、キャピタルパートナーズ証券が国内向けに加工したファンドの販売を行っています。

         ウィントンキャピタルマネージメント社 Winton Futures Fund…MANのAHL創設グループメンバーが独立して運用を開始。主に機関投資家向けの運用を行っていますが、PPB(プライベートポートフォリオボンド、FPI社のリザーブ等)経由であれば比較的低金額からの投資も可能

         プログレッシブキャピタル社 Tulip Trend Fund…ユーロ建てクラスは昨年2007年度LIPPER社のヘッジファンド、マネージド・フューチャーズ部門でLipper Fund Awards」に輝いており、年率平均30%以上の好パフォーマンスを過去15年にわたり出しつづけています。日本での知名度は低いのですが、一部機関投資家や富裕層の間では今最も注目されているファンドの一つと言えるでしょう。

現在のように株価が低迷、下落している局面でも安定的な利回りが期待でき、運用効率を高めることが可能です。一方で、変動幅が高いのも事実。あくまで分散投資の一環として、ポートフォリオへの組入れを検討されるのが良いと思います。

個別のファンドについての詳細、パフォーマンス履歴等につきましては、諸事情によりこの場では控えさせていただきます。お気軽にお問合せください。また今後個人のHPでも徐々に取り上げていく予定です。

 

2.ファンド情報

○MAN社米ドル建て元本確保型ファンド新規募集開始

MAN 社の新しい元本確保型シリーズです。募集期間は8月26日〜10月6日(延長の可能性有り)。

メインの“トレンド・フォロー運用”の基幹プログラムAHLに100.0%投資、“マルチ・マネージャー”で運用を行うグレンウッドポートフォリオに60.0%分散投資を行います。採用されているプログラム(ファンド)構成は以下の通りです。

 

トレンド・フォロー(基幹プログラムAHL)        100.0%

マルチ・マネージャー                    60.0%

(内)            コモデティー&マクロ       27.0%

            イベントドリブン       22.0%

                   株式ヘッジ       17.0%

                     株式変動        15.0%

           ディストレスト& クレジット       14.0%

                リラティブバリュー        5.0%

 

その他概要は下記のとおりです。

 

最低申込み金額:USD  50,000

償還:2021年4月30日

目標収益率        10%以上

目標標準偏差       15−17%

運用シミュレーション  年率複利収益率16.6%、年率標準偏差17.3% (1996/12/18〜2008/06/30)

購入手数料:なし

早期解約手数料:2010年10月31日まで  純資産額の  4%

           2012年10月31日まで            2%

           2014年10月31日まで            1%

           2014年11月1日以降            0%

 

満期時に、ドイツ銀行ロンドン支店(Moody’s格付け AA1、S&P格付け AA)の元本保証が付いており、今までのシリーズ同様運用結果が良いときに、利益の一部が元本に組み入れられる「満期時元本逓増機能」がついています。

尚、既存のMAN社のファンドから、本ファンドに手数料無しで入替えることが可能なケースがあります。詳しくはお問い合わせください!!!

 

MAN AHL Diversified Futures Ltdの最低投資金額が変更になりました

 8月12日約定分よりUSD 20,000から投資可能 (従来はUSD 30,000以上)

ファンド名:  Man AHL Diversified Futures Ltd

運用開始日: 1998年5月12日

通貨:  米ドル

ファンド登記場所: バミューダ

カストディアン銀行(証券保管銀行): HSBC International Limited

管理会社:  Citi Hedge Fund Services Ltd.

監査:  Ernst & Young

最低投資額:  2万ドル

最低追加投資額: 1万ドル以上

購入: 毎週受付

解約: 毎週受付 

 

パフォーマンス(1998年5月12日〜2008年6月30日)

年換算利回り: 14.4%

年換算変動率: 15.3%

年初来利回り: 15.1%

過去12ヶ月の利回り: 22.9%

設定来トータル利回り: 292.5%

シャープレシオ: 0.7

最大下落率: -17.4%

世界株式インデックスとの相関性: -0.31

世界債券インデックスとの相関性: 0.3

 

手数料:

購入手数料:  なし

解約手数料:  2年目: 4%、4年目: 2.5%、 6年目: 1%、 7年目以降:なし

 

3.セミナー開催のお知らせ

ご好評いただいておりますセミナーですが、次回は9月4日(木)、下記要領で開催いたします。

今回は英国のプライベートバンクの一つ、Habibsons Bank 社より講師をお招きします。主力ファンドの AXIOM OPPORTUNITY FUND は、コモデティーにフォーカスしたファンズオブファンズで、同種のファンドの中では特筆すべき安定感のあるファンドです。今回が初来日・初講演となります。お見逃し無く!!!

内容:

 講師:Axiom Funds

Mohammed Syed 氏 創設者兼CEO

Axiom Funds社について

−コモディティファンドについて

−質疑応答

日時:

東京会場  東京都港区内
日時:平成 20 年 9 月 4 日 (木)

午後  19 時〜 21 時 予定

会場:

会場につきましては、お問い合わせの方へ弊社より連絡させて頂きます。

費用:

資料代 ¥1 , 000

定員:

若干名

対象:

25歳以上
海外ファンドへ投資を検討されている方

お申し込み・問合せ:

Email: お問い合わせフォーム
メールの場合は件名を「セミナー」
本文に「ご氏名、当日連絡先、ご質問など」をお願いします。
TEL: 03-5777-1071
FAX: 03-5777-1072

本セミナーは、 Axiom Funds社を含めた海外商品の性質をご理解頂くことが目的であり、弊社として特定の商品や会社を強くお勧めすることが目的でありません。また、当日はご希望がございましたら、個別の相談に応じることも可能ですので、事前にお知らせ下さい 。

 

次回は、9月1日新月の翌日にお届けいたします。

 

私個人のブログ

「オフショア投資の散歩道」http://www.offshoretoushi.com/

も併せてお楽しみに。

 

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中田 裕

株式会社 メイヤー・アセットマネージメント

105-0001

東京都港区虎ノ門5-11-13 虎ノ門RICHビル3F

TEL 03-5777-1071(内線 2006)

FAX 03-5777-1072

email: hnakada@meyerjapan.com

www.meyerjapan.com

個人HP

http://offshoretoushi.com/ 「オフショア投資の散歩道」

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